『プロテインに糖質を加えてカロリーを底上げしたいが、甘いカーボドリンクは毎日続かない』——そう感じているトレーニング民は多い。筆者も増量期の初期に同じ問題にぶつかり、行き着いたのがマルトデキストリンだった。
本記事は筆者が実際に使っているGronGのマルトデキストリンの体験レビューと、公開情報をもとにした比較情報をまとめています。増量期・トレーニング前の糖質補給でコスパ重視の商品を選ぶ参考にしてほしい。
マルトデキストリンとは?筋トレで使う理由

砂糖との違い:溶けやすく吸収が穏やかな糖質
マルトデキストリンはでんぷんを加水分解した糖質の一種だ。砂糖(ショ糖)と同じ炭水化物だが、分子構造が異なる。砂糖が二糖類(グルコース+フルクトース)なのに対し、マルトデキストリンは数〜数十個のグルコースがつながった多糖類に分類される。
この構造の違いが実用上の差を生む。砂糖に比べて甘さが控えめ(8〜10分の1程度)で、水に溶かしても強い粘度が出にくい。プロテインシェイクに混ぜても味に影響しにくいため、毎日使うサプリとして継続しやすい点が最大の特徴だ。
吸収速度は砂糖より穏やかで、急激な血糖スパイクを起こしにくい。1gあたり約3.8kcalで炭水化物100%。タンパク質・脂質・食物繊維をほぼ含まないため、摂取したカロリーがそのまま活動エネルギーとして働く設計だ。増量期に純粋にカロリーを積み上げたい局面で重宝する。
プロテインと混ぜる筆者の実際の使い方
筆者が増量期に実践している定番の組み合わせは、ホエイプロテイン1スクープ(約30g)+GronGマルトデキストリン20g+水400mlだ。トレーニング前30分に飲む。この1杯でたんぱく質約23g・糖質20g(76kcal)を同時に補給でき、糖質追加のコストは1日約22円(20g×1.09円)で済む。
マルトデキストリンを入れてもプロテインの味がほぼ変わらない点が気に入っている。甘みが増えすぎず、エクスプロージョンのヨーグルト味がそのまま楽しめる。プロテインを飲むタイミングと効果については別記事でまとめているので、組み合わせ方の参考にしてほしい。
マルトデキストリンの選び方【3つのポイント】
①原料と品質管理を確認する
マルトデキストリンの原料はとうもろこし・馬鈴薯・タピオカが主流だ。原料の違いによる成分差はほぼないが、アレルギーがある場合は原料の確認が必要だ。国内流通品のほとんどはとうもろこしでんぷん由来で、GronGとバルクスポーツはいずれも国内製造で品質基準が公開されている。
製造工場のGMP認証(Good Manufacturing Practice)の有無もチェックポイントだ。毎日使うサプリだからこそ、製造背景が明確な国内メーカーを選ぶほうが安心感が高い。
②コスパ:1gあたりの単価で比較する
マルトデキストリンは製品による成分差がほぼないため、コスパが最も重要な選定基準になる。1日20g使うとして月600g消費する計算だ。1gあたりの単価を下げるほど月々のコストを抑えられる。
| 商品名 | 容量 | 価格(税込) | 1gあたり | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| GronG マルトデキストリン | 2kg | 2,180円 | 約1.09円 | 筆者使用・コスパ最強 |
| バルクスポーツ MD | 2kg | 2,750円 | 約1.38円 | 老舗メーカー・定番品 |
| ビーレジェンド マルトデキストリン | 2kg | 販売サイトでご確認 | — | プロテイン同ブランド |
※価格は2026年5月時点の情報。最新価格は各販売サイトでご確認ください。大容量の商品ほど単価は下がる傾向があり、GronGは5kgタイプも展開している。月3,000円でサプリを揃える方法と組み合わせると予算設計がしやすい。
③ノンフレーバー・無添加かどうか
プロテインと混ぜる用途なら、フレーバーなし・甘味料なしのノンフレーバー版を選ぶのが基本だ。フレーバー付きは単体で飲む用途向きで、プロテインと組み合わせると味が複雑になる場合がある。GronGとバルクスポーツはどちらもノンフレーバーが主力ラインナップだ。
GronGにはグレープフルーツ風味もあるが、筆者が使っているのはノンフレーバーの2kgタイプだ。プロテインの味を活かしたい場合はノンフレーバー一択で、人工甘味料なしのシンプルな配合は成分を純粋に摂りたい人にも向いている。
マルトデキストリンおすすめ3選【2026年版コスパ比較】
1位 GronG マルトデキストリン 2kg【筆者使用中・コスパ最強】
筆者がここ数年の増量期に使い続けているのがGronG(グロング)のマルトデキストリンだ。2kg入りで2,180円(税込・2026年5月時点)、1gあたり約1.09円はこの価格帯では最高水準のコスパだ。
原料はとうもろこしでんぷん由来で、無添加・ノンフレーバー。プロテインに混ぜても香りや甘さに影響しない。溶けやすさも高く、水400mlに20gを加えてシェイクすれば30秒以内に均一に溶ける。ダマが残りにくい点も長期使用で重宝する。
デメリットは1袋2kgと重く、保管スペースが必要なことだ。月600g程度のペースなら2kgは約3か月持つため、保管に大きな問題はない。試しに少量から始めたい場合は他ブランドの1kg小容量から入る手もある。
筆者はAmazonの定期おトク便で購入しており、15%オフが適用されて実質約1,853円で買えている。Amazon定期おトク便の使い方を活用するとさらにコスパが上がる。
2位 バルクスポーツ MD マルトデキストリン 2kg
※本商品は筆者未体験です。公開情報をもとにした比較情報として紹介します。
バルクスポーツ(BulkSports)は国内の老舗スポーツ栄養メーカーだ。MDはマルトデキストリン100%の国産品で、2kg・2,750円(税込・2026年5月時点)。1gあたり約1.38円とGronGよりやや高いが、ブランドの信頼性と国産品質管理を優先する場合の選択肢になる。
ノンフレーバー・無添加で、プロテインとの組み合わせに向く。すでにバルクスポーツのプロテインやEAAを使っている場合は、同ブランドで統一する選択もある。スポーツ系ショップや各ECサイトで流通が広い点も購入のしやすさにつながる。
3位 ビーレジェンド マルトデキストリン 2kg
※本商品は筆者未体験です。公開情報をもとにした比較情報として紹介します。
ビーレジェンドはプロテイン市場で知名度の高い国内メーカーだ。筆者はビーレジェンドのホエイプロテイン(ベリベリベリー風味)を2年使った実体験があるが、マルトデキストリンは未体験のため公開情報ベースで紹介する。2kg入りのノンフレーバー仕様で、国産品質にこだわる同ブランドの製品ラインナップの一つだ。
価格は公式オンラインショップや楽天・Amazonの販売サイトでご確認ください。すでにビーレジェンドのプロテインを愛用している場合は、同ブランドのマルトデキストリンで統一するとリピート購入がシンプルになる。
効果的な使い方とタイミング

トレーニング前30分:グリコーゲン補給
筋トレのエネルギー源は主に筋グリコーゲン(筋肉に蓄えられたグルコースのポリマー)だ。空腹時や食事間隔が長い状態でトレーニングすると、グリコーゲンが枯渇した状態でセッションに入ることになり、後半のパフォーマンスが落ちやすい。
マルトデキストリン20〜30gをトレーニングの30分前に摂取することで、血中グルコースを緩やかに引き上げトレーニング中の燃料を補えるのが基本の使い方だ。砂糖のように急激なインスリン分泌を促しにくいため、開始直後の血糖値急降下が起きにくいという特性がある。
プロテインと混ぜる量の目安
プロテインと混ぜる場合の基本は、プロテイン1スクープ(20〜30g)に対してマルトデキストリン15〜30gだ。体重と目標カロリーに合わせて調整する。増量期の場合は30gを目安に積み上げると、1日の追加カロリーとして114kcal(30g×3.8kcal)をシェイク1杯に組み込める。
筋トレに必要なタンパク質量の目安と計算方法も合わせて確認しておくと、1日のサプリ設計がしやすくなる。マルトデキストリンはたんぱく質量の設計と切り離して管理でき、カロリーをピンポイントで調整できる使いやすさが特徴だ。増量期の食事とコスパ自炊メニューと組み合わせると、食費を抑えながら増量ペースを保ちやすい。
デメリットと注意点

過剰摂取で体脂肪が増えるリスク
マルトデキストリンは糖質(炭水化物)なので、摂りすぎれば体脂肪として蓄積される。「プロテインに混ぜると手軽」と1日2〜3回に加え続けると、消費カロリーを超えた糖質が脂肪に変換される。増量目的でも、目標体重増加ペース(月0.5〜1kg程度)を超えるカロリー過剰になれば体脂肪も増えやすくなる。
1日あたりのマルトデキストリン摂取量は、自分の総摂取カロリーと目標に合わせて設計することが大切だ。「今日の食事で不足している糖質カロリー分を補う」という発想で使うほうが結果は出やすい。
減量期・ダイエット中は基本的に不向き
マルトデキストリンは糖質補給が目的のサプリだ。カロリー制限中・減量期には基本的に使わない。使うとすれば高強度のHIITや長距離の有酸素運動中の補給に限定されるが、通常の筋トレ主体のダイエット期間には不要なことが多い。
減量期のサプリ選びは別の軸で考える必要がある。EAAで筋肉分解を抑えながらカロリーを最小化するのが減量期の定番アプローチだ。EAAのおすすめコスパ比較も参考にしてほしい。
まとめ—コスパで選ぶならGronGが定番
- マルトデキストリンは砂糖より吸収が穏やかな糖質で、プロテインとの混合使用が最も実用的な使い方
- 選ぶポイントは①原料・品質管理 ②1gあたりの単価 ③ノンフレーバー仕様の3点
- コスパ最優先ならGronG 2kgが1gあたり約1.09円で市場最高水準(2026年5月時点)
- トレーニング前30分に20〜30gをプロテインと混ぜるのが基本の使い方
- 増量期以外は基本的に不要。減量期にはEAAで筋肉分解を抑える方向で設計する
サプリ月3,000円の予算でマルトデキストリンとプロテインを組み合わせる方法はサプリ月3,000円おすすめ組み合わせでまとめている。増量期の食事全体の設計については増量期の食事とコスパ自炊メニューも参考にしてほしい。
※価格はすべて2026年5月時点の情報です。最新の価格は各販売サイトでご確認ください。



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